電力を喰らう者物

いつからだろう、為体なわたしは誰かが起こしてくれるまでずっと寝ている。 平日はアラームやその気配で目覚めるのだが、休日はもっぱら4度寝の末が夕暮れ時で、5度寝で1日が終了する。 一人暮らしを始めてからは、誰も「そろそろ起きなよ」なんて言ってくれない。起きないわたしを心配する人も、怒る人もいない。そもそも…